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品質を安定させるデジタル・自動化

ストラエンソ(スウェーデン)

ライナー原紙の水分の計測と加湿の自動補正による、段ボールの反りの防止

海外の製紙メーカーが公表した事例です(GAMATCHの支援事例ではありません)。

課題

反りは後工程の印刷機・加工機で不良を起こします。

抄紙機の幅の端から取る原紙は片側が乾いていることが多く、従来の調整では十分でないことがありました。

測る・判定・知らせる・対応・効果

  1. 測る

    段ボールの表と裏の表面水分を、幅方向に走査するスキャナー2台

    • 製品の仕様片面赤外線水分計は水分率・温度を計測(同じ型かは不明)
    • スキャナーの計測結果を、水分の自動補正の制御に使用
    • データの保存先のシステム・通信の方式:公表なし
  2. 判定

    幅方向の水分むらから、加湿の要否と位置を決定

    • AIの使用:出典では不明(水分の閉ループ制御)
    • 手動の段階の基準:水分が目標値より低い位置を加湿
    • 目標値の決め方・段階:公表なし
  3. 知らせる

    画面・表示の方法:公表なし

    • 警報の有無・通知の相手:公表なし
  4. 対応

    加湿器 IQ Moisturizer 2台が細かい水霧をライナーに加えて補正

    • 水分の走査で、ロールが平行でない不具合を早く見つけて是正
  5. 効果

    実績(Valmet の導入事例、2017年6月):水分むらによる社内クレームは導入前60件超、反りによる社内クレームは2016年に4件

    • 実績(Valmet の導入事例、数値の公表なし):反りの問題を解消し、品種替えの後に合格品質へ早く到達

灰色の文字は、公表されていない項目です。

「製品の仕様」は提供企業の製品の説明で、この事例での設定は公表されていません。

事例の概要

工場・製品
Jönköping 段ボール工場(スウェーデン、ストラエンソの包装部門):段ボール
始めた時期
2013年に Valmet との共同開発に参加し、2014年に手動の装置を設置
試行の範囲
第1段階:手動の装置で、水分が目標より低い位置を加湿
展開
翌年の第2段階:スキャナーを設置し、水分の閉ループ制御に
提供元
Valmet(Valmet IQ Moisture control・Valmet IQ Moisturizer・Valmet IQ One-Sided Scanner)
使ったAI・DX
計測結果から加湿の要否と位置を決めて自動で補正する、水分の閉ループ制御(AIの使用なし)

成果

  • 導入前は、水分のむらによる社内クレームが60件を超えていました。
  • 記事(2017年6月)の前年は、反りによる社内クレームが4件でした。
  • 反りの問題を解消し、品種替えの後に合格品質へ早く届くようになりました。

成果の出所:Valmet の導入事例

人の動き

工場のプロセスエンジニアが担当します。

導入の経緯

2013年
Valmet の打診で共同開発に参加(目的:コルゲーターでライナー原紙の水分プロファイルを計測・制御し、反りを解消)
2014年
第1段階:手動の装置を設置し、反りを目視で確かめて、水分が目標より低い位置を加湿(反りの問題はすぐに解消)
翌年
第2段階:スキャナーを設置し、水分の閉ループ制御が可能に
体制
ストラエンソ側の説明者は、工場のプロセスエンジニア

出典

各社の公表資料に基づく整理です(2026年10月に確認)。

導入後も運用を続けているかは公表されていません。

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